【2579】コカ・コーラボトラーズジャパンホールディングス(株)
大手飲料メーカーのコカ・コーラです。自動販売機のシェアはトップに君臨しています。
どんな会社?
コカ・コーラ社は、アメリカ・ジョージア州アトランタに本社を構える世界有数の飲料メーカーです。現在、200以上の国と地域で事業を展開しており、1日あたり22億杯以上の製品が消費されるほど、グローバルな存在感を誇ります。
主力商品はもちろん「コカ・コーラ」ですが、それだけにとどまりません。「スプライト」「ファンタ」「カナダドライ」「ジョージア」「アクエリアス」など、多彩なブランドを展開しており、炭酸飲料からコーヒー、スポーツドリンクまで幅広いラインアップを揃えています。
コカ・コーラ
コカ・コーラは、もともと「頭痛や疲労に効く薬」として開発された飲料が起源です。創業当初は「コカの葉」や「コーラの実」から抽出した成分が含まれており、薬局で販売されていました。
マーケティング面でも革新的な取り組みを行ってきた企業として知られており、世界で初めて「無料試飲クーポン」を発行したことでも有名です。1887年から1913年にかけて850万枚以上のクーポンが配布され、爆発的な認知度を獲得しました。
さらに、「Coca-Cola」は世界的に認知度の高い言葉としても知られており、「OK」に次いで世界で2番目に認知されているとも言われています。まさに、飲料ブランドを超えた“文化的アイコン”と言える存在です。
株式情報
日本での本社は東京都港区に位置し、決算月は12月です。株主優待と配当金がそれぞれ出ていますので、紹介します。
株主優待
権利確定月:6月・12月(年2回)
保有数 | 3年未満 | 3年以上 |
---|---|---|
100株 | 5枚 | 10枚 |
1,000株 | 10枚 | 20枚 |
株主優待の権利区分は、100株と1,000株の2種類。贈呈されるのは、Coke ON対応の自動販売機で使える「Coke ONドリンクチケット」です。3年以上の長期保有でチケット枚数が倍増するため、長期保有を目指すのがおすすめです。
最近では、自動販売機の飲み物も値上げが進み、200円の商品を見かけることも珍しくありません。もちろん、節約の観点ではスーパーでの購入が理想的ですが、子どもが小さいと自販機のありがたみを実感する場面も多いもの。そんな時に、値段を気にせず好きなドリンクを選べるチケットは、ちょっとした“ご褒美”のような存在です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥2,658 | 2025年9月時点 |
100株 | ¥265,800 | |
株主優待 | ¥2,000 | 長期保有 |
配当金 | ¥5,700 | |
利回り | 2.90% |
株主優待は、3年以上の長期保有を前提に、1本あたり200円と仮定しています。これに配当利回りを加えた総合利回りは約2.9%となり、コカ・コーラのような大手飲料メーカーとしては、比較的高水準だと感じます。
直近5年間の株価は大きな乱高下もなく、安定したリターンが期待できる銘柄のひとつです。株価の最高値は2018年に約5,000円を記録していますが、現在の水準はそれに比べてまだ割安感があり、検討してみる価値は十分にあるかもしれません。