(株)アシックス【7936】
ランニング向けのスポーツシューズを主に展開しています。日本ではなく海外向けへの売上が大きな割合を占めています。
どんな会社?
1949年に鬼塚商会を創業し、鬼塚株式会社を設立した国内メーカーです。スポーツ、競技用のシューズをメインに開発し、バスケやサッカー、マラソンと多岐に渡るジャンルの開発を行っています。
商号はアシックスですが、オニツカタイガーというブランドを2000年頃に復刻し、一般向けへの販売を再開してから人気を博しています。さらに最近ではスポーツシューズやスニーカーだけでなく、ビジネスシューズの開発も手掛けているため、用途はグッと広がりを見せています。
株式情報
本社は兵庫県神戸市に位置し、決算月は12月です。国内メーカーですが、売上の7割は海外で日米欧の販路が主力です。
株主優待
権利確定月:6月 12月 年2回
保有数 | 1年未満 | 1年以上 | 3年以上 |
---|---|---|---|
100株 | 20%割引 | 30%割引 | |
1,200株 | 30%割引 | 40%割引 |
以前までは100株・300株の権利区分でしたが、2024年5月に1:4の株式分割が行われました。100株は据え置きで、300株は1,200株へ変更されましたが、100株保有がしやすくなったので拡充と評価できます。
株主優待券は、自社直営店もしくはアシックスオンラインストアで使用できる割引券が10枚いただけます。2023年までは紙の割引券が頂けていましたが、2024年からは電子チケットに切り替わりました。
電子チケットでも使用条件はさほど変わらず、1枚につき購入金額1万円(税込)に対して3,000円割引してもらえます。複数枚使用できますので最大10万円分のお会計まで上表の割引額が適用されます。30%割引券だと1,000円のお会計で300円、5,000円で1,500円と大きな割引額です。
なお、1,200株を3年以上保有すると驚異の40%割引なので、アシックスがお好きな方は1,200株を目指すのも十二分に有りだと思います。
こちらは、2021年6月権利で初めて頂いた20%割引券です。
実際に使ってみました
アシックスとオニツカタイガーの両方の直営店舗で使用した際の体験記は以下の記事をご参照ください。30%割引でも十二分ですが、の40%になると驚異的です。
取扱店舗
株主優待券が使用できる店舗一覧です。公式サイトにもブランド毎のPDFがアップされていますので、そちらをご参照ください。
(公式サイト:株主様ご優待について アシックス)
家族全員で使える
割引券の株主優待は不人気の筆頭ですが、アシックスのブランドシューズが最低でも20%割引になり、本人および家族が使用可能なため人気が高いです。普段使いのスニーカーはもちろんのこと、お子さんが部活されていた場合、スポーツシューズの出費も抑えられます。さらにビジネス用の革靴までラインナップを広げているので、全ての用途に網羅しています。
なお、アシックスはスポーツ向け、オニツカタイガーはファッション向けと棲み分けがされています。それぞれの用途に対応できるので、使い勝手が抜群に良い株主優待券です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥2,653 | 2024年3月時点 |
100株 |
¥265,300 |
|
株主優待 | ¥10,000 | |
配当金 | ¥7,000 | |
利回り | 2.39% |
株主優待の金額は人によって大きく異なりますが、1万円と仮定しています。さすがに10枚を使い切るのは中々難しいですが、オニツカタイガーやアシックスファンの方は必見の株主優待です。
配当金による還元も大きく、直近で24円→40円→65円→70円と増配が続いています。株価上昇も著しく利回りが低下傾向ですが、それでも総利回り約2.3%も出ています。