(株)DDホールディングス【3073】
お店の名前は「美食米門」とネームパワーが強いです。
DDホールディングス系列は料理の質が高いので今回も大いに期待してお食事をしてきました。
株主優待
美食米門を運営しているのはDDホールディングスです。
株主優待等を実施していますので、詳細については以下の記事をご参照ください。
美食米門
生産者と漁師と協力関係を築き、旬の食材を活かす調理方法で提供することを心掛けています。
公式ではこれは「美食のシンフォニー」と謳っています。テーブルに運ばれてくる和食の彩色美は目を見張るものがあります。
ランチコース
お一人3,000円のコースを選択し、ランチとしては高い部類です。
左の写真から1枚目はお豆腐とイカの塩辛、お刺身2種盛りです。和紙による季節感も感じさせてくれ、一口一口の味わいも楽しめました。
2枚目は茶碗蒸しです。具材は入っておらず、たまごとだし汁のシンプルな料理でした。銀杏やキノコなどが入っていると嬉しかったのですが、素朴な味わいということでしょうか。
3枚目はのどぐろの一夜干しです。高級魚として有名なお魚ですが、少し小ぶりの提供でした。お箸を入れるとサクっと通りますが、水っぽさが際立ちました。何でしょう、脂の旨みも感じられませんでした。のどぐろはもっとしっかりとした味を持っていたような気がしたのですが、季節によって変わってしまうものでしょうか。
ただ、こういうコース料理は旬の美味しい食材を提供するのが基本のはずですが・・・。
4枚目はエビ、キス、しし唐の天ぷらです。こちらの天ぷらはとても美味しく頂けました。欲を言うと、えび天がもう少し肉厚だと文句なしでした。
コース料理はまだまだ続きます。
続いて左から1枚目、希少部位のお肉が出てきました。まず野菜をソースにつけて食べ見るも、水っぽさが際立ちます。蒸しではなく茹でた感じでしょうか。冷凍野菜を食べているような触感で微妙です。
気を取り直して、メインのお肉を頂くも、ソースの味が強すぎるのかお肉の旨みが死んでいるように思えます。ソースがかかった状態で提供されましたが、別添えで好みに合わせてソースをかけられるタイプでしたら、また変わったかと思います。
後半のお肉はただの硬い塊を食べているような感じでした。
2枚目は海鮮丼です。お肉が残念な出来栄えだったので、〆の海鮮に期待するも酢飯が冷たく固まっている状態での提供でした。
酢飯なのでアツアツなのが出てくるとは思いませんが、ご飯をよそって2~3時間程度たったような感じで美味しく感じませんでした。
最後の3枚目は王道のバニラアイスクリームです。これは流石に安定していますが、これまでのコース料理のクオリティが低く、最後のデザートも美味しいと思えなくなってしまい、妻からはMOW(モウ)の方が美味しいね。と酷評でした 笑
一品の重み
コース料理は何種類も提供され、とても楽しめる食事ですが、一品でもクオリティが低いのが入っていると、次に出てくるものも「あの質を出す次の料理か・・・」と気持ちの高揚はなくなってしまいますね。
今回のケースで言うと、2番目の茶碗蒸しから雲行きが怪しくなってきました。
「美食のシンフォニー」を奏でると謳っているお店でこの低クオリティの食事が出てくるのは想定外でした。これに約3,000円とは・・・。リピートはまずないですね。