(株)フジオフードグループ本社【2752】
大阪を地盤としたセルフのまいどおおきに食堂や串家物語を運営しています。
どんな会社?
「まいどおおきに食堂」という名称から大阪発祥なのが分かります。平成14年に上場し、17年の時を経て東証一部に市場変更し、2022年以降はプライム市場になりました。勢いのある企業で、2020年までは株価は右肩上がりでしたが、それ以降は停滞期に陥っています。
メインブランドはまいどおおきに食堂・串家物語・つるまる・かっぽうぎです。店舗数にしても、まいどおおきに食堂・串家物語が主力ブランドです。個人的にはタルト&カフェの「デリス」がお気に入りのお店です。
株式情報
本社は大阪府大阪市に位置し、決算月は12月です。株主優待はカタログの中から選択する方式となっています。配当は無配に転落しましたが、それぞれ紹介します。
株主優待
権利確定月:6月 12月 年2回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | ¥3,000 |
300株 | ¥6,000 |
1,000株 | ¥12,000 |
権利区分は上表のとおりで、お食事券以外にもグループ会社のPB商品も選択可能です
No | 内容 |
---|---|
1 | お食事券 3,000円 |
2 | お米 1.4kg×3袋 |
3 | まいどおおきに食堂カレー 15個セット |
4 | 紀州産南高梅 しそ漬け400g×2個セット |
5 | まいどおおきに食堂のお魚セット |
6 | 串家物語 串かつセット |
7 | 日南もち豚のしゃぶしゃぶ用 |
8 | 手羽先めんたい |
9 | 博多ふくいち 辛子明太子 |
ラインナップは基本的に固定されていますが、1~2点ほど変更されることもあります。過去に頂いたカタログも参考に載せておきます。
近くに店舗がない場合でも楽しめるのは食料品・飲食店ならではの株主優待ですね。
私の生活圏には店舗が少ないため、使用できるお店が固定化していますが、ショッピングモールに出かけた際に、串家物語でお食事をするのが楽しみになっています。
いわし明太
商品交換をしていた時期もあり、博多ふくいちの明太子関連の商品を頂きました。普通の明太子は色々と株主優待で頂けますが「いわし明太」は初めてです。
青森県八戸で獲れた新鮮ないわしを明太子のタレでじっくりと漬けこまれています。きれいに処理された内臓の中には明太子がギッシリと詰まった逸品でした。
ただ、骨の処理がされておらず食べていると小さい小骨がかなり邪魔です。お子さんには全くオススメできず、大人でも食べるのがかなり面倒でした。味は美味しいのですが、リピートしたいと思えませんでした。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,340 | 2024年9月時点 |
100株 | ¥134,000 | |
株主優待 | ¥6,000 | |
配当金 | ¥0 | |
利回り | 4.48% |
2020年1月1日付で1:2に分割されため、新規参入がしやすくなりました。総利回りは約4.4%と高還元銘柄です。2021年までは配当金も出ていましたが業績悪化に伴い無配へ転落しました。業績回復後に復配された場合は利回り上昇も期待できそうです。
なお、2017年7月にも1:2で分割を行っていますので、3年前から100株を保有している方は400株になっています。株主優待も3,000円から6,000円と拡充されていますので既存株主に有益な発表を多くしています。
持株会社へ
人件費や材料費等の物価上昇に伴い、外食産業の経営も明るいわけではありません。M&Aを積極的に取り組む方針のため2020年7月1日付で持ち株会社へ移行しました。
多くの会社がホールディングス化していますが、フジオフードシステムも同じ道を歩み、監督役としての役割を担っていくこととなります。まいどおおきに食堂・串家物語などが独立して活動を行うことによって、自由度の向上・利益の獲得を目指し、より成長してくれることを期待したいです。
お食事体験記
フジオフードグループでお食事をしてきた体験記です。各ブランドの一例になりますが、総じてクオリティの高いお店です。
デリス タルト&カフェ
1カット約1,000円のタルトですが、食べ放題も実施しています。フルーツ盛りだくさんのタルトを思う存分に堪能できます。
はらドーナッツ
豆乳とおからのドーナツを販売しており、ヘルシーでとても美味しいです。
天麩羅えびのや
比較的新しい業態です。美味しい天ぷら屋さんで明太子食べ放題のサービス(2023年時点サービス廃止)も行っていました。お値段は1,000円前後とお手軽価格です。