キユーピー(株)【2809】
マヨネーズのトップブランドを展開しています。その他にも数多くの製品で家庭の食卓を賑やかにしています。
どんな会社?
マヨネーズといえばキューピーというのが国内のみならず、世界でも認知されている素晴らしい企業です。国内シェアに至っては約60%と他社を追随させないほどの圧倒的な差を誇っています。
メーカー | 割合 |
---|---|
キユーピー | 60% |
ケンコーマヨネーズ | 15% |
ピュアセレクト | 15% |
以上の3社で国内の9割を占めていますが、スーパー等では多くの方がキューピーを手にするかと思います。マヨネーズの特徴は、卵黄のみを使用していることからクリーミーな味わいを実現しており、海外からも日本のマヨネーズは絶賛で”どんな料理に合う!”と高評判のようです。
さらに卵の殻でスタッドレスタイヤ・チョーク・衣料等を作り資源の再活用に取り組んでおり、食料品メーカーの鑑です。また、ジャムで有名なアヲハタを子会社としています。
株式情報
本社は東京都渋谷区に位置し、決算月は11月です。株主優待は自社商品が頂け、大手食品メーカーには珍しく配当金の金額も高めですので、それぞれを見ていきましょう。
株主優待
権利確定月:11月 年1回
保有数 | 半年以上 | 3年以上 |
---|---|---|
100株 | ¥1,000 | ¥1,500 |
500株 | ¥3,000 | ¥5,000 |
2020年までは3年以上の保有者といった長期保有が要件となっていましたが、2021年からは半年以上の要件に緩和されました。
その際に3年以上の保有者に対して贈呈額が上昇しています。100株の場合は1,000円から1,500円と50%増になりました。
自社商品詰合せ
2023年に届いた株主優待です。パスタソースが入っていることも多かったですが、今回は入っていませんね。基本的に、マヨネーズ・ジャム・パスタソース・ドレッシングの4点が王道のラインナップです。
新商品が入っていることも多いですが、定番商品の安心感は揺るぎませんね。
こちらは500株(3年以上保有)のラインナップですが、食料品は単価が低めなのでボリューム満点です。ただ、長期保有の場合に追加されるのは”キューピーグッズ”で今回はタオルが対象でした。それ以前はカトラリーセットやポーチ、エコバッグと一般的な雑貨品が頂ける傾向にあります。
個人的にはグッズより、お高めのジャム等の食料品が欲しいところですが、頂けるだけ感謝ですね。
1,000円時代
1,000円時代の自社商品詰合せですが、物価高騰の煽りからか1,000円と1,500円の差があまり分かりません。
この時は○○周年の記念でビンのマヨネーズを頂きました。
この時もビンのマヨネーズを頂きましたが、正直なところ使い勝手は良くありません。チューブタイプのマヨネーズの方が断然使いやすいですが、ビンだと特別感が得られますね。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥2,806 | 2024年3月時点 |
100株 | ¥280,600 | |
株主優待 | ¥1,500 | |
配当金 | ¥5,000 | |
利回り | 2.32% |
株主優待の金額は3年以上の前提で計算すると総利回りは約2.3%です。配当単体だと約1.7%と大手食品メーカーにしては良い数字が出ています。
株価は上下の波があるものの長期的に見れば安定的です。現在は3,000円台を目指して上昇傾向なので、高値圏を維持できることを期待しています。売上や利益もお手本のような数字で、増配も定期的に実施されており株主還元への姿勢は高いです。
日本国内のみならず、世界的にも有名なトップブランドであることから、安定資産としてポートフォリオに組み込むのも良いかもしれませんね。