(株)小僧寿し【9973】
持ち帰り寿司の先駆者として名を轟かせていましたが、今は見る影もないほどの落ち込む振りです。
どんな会社?
お持ち帰り専門のお寿司の「小僧寿し」や「茶月」を展開しており、「小僧寿しチェーン♪」というメロディでCM広告も大々的に行っていました。
1980年頃には外食産業トップに君臨するほどの大手企業でしたが、回転寿司チェーン(100円)が台頭しだしてから小僧寿しの事業モデルが低迷していきました。2018年には債務超過に陥り、廃業寸前の状態になってしまいました。
しかし、デリバリー事業が息を吹き返し、奇跡的に事業の立て直しが進んでいきました。更にアスラポートの一部ブランドを買収することによって新たな活路を見出しましたが、まだまだイバラの道が続いています。
株式情報
本社は東京都中央区に位置し、決算月は12月です。株主優待は2014年頃まではお食事券が頂けていましたが、業績悪化に伴い割引券に変わり、最終的には廃止となりました。それが2022年に株主優待割引カードとして株主優待が復活しました。
株主優待
権利確定月:6月 年1回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | 3%割引 |
1,000株 | 5%割引 |
10,000株 | 7%割引 |
50,000株 | 10%割引 |
権利区分は100株から50,000株までと幅が広いですが、割引カードなのであまり需要はないかと思います。私はお食事券1,000円が頂けていた時に保有をしましたが、それ以降はずっと塩漬けにしており、株主優待の封筒が届いて復活を知りました・・・笑
持ち帰りの小僧寿しだけでなく、とり鉄などでも使用できるようになっています。株主優待を復活させることによって、業績が上向いてくれると嬉しいですね。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥26 | 2022年10月時点 |
100株 | ¥2,600 | |
株主優待 | ¥100 | |
配当金 | ¥0 | |
利回り | 3.85% |
1株20円台と恐ろしいほど安価なので、投資金額はわずか2,600円で株主優待が頂けます。業績は相変わらず不振状態なので無配のままで、株主優待もお持ち帰りのお寿司を3,000円と仮定して約100円として利回りを算出しています。
100株の最低単元であれば仮に倒産したとしても痛手は少ないですが、株価は全く下降トレンドから抜け出せずマネーゲームになってしまうところまで落ち込んでいます。
2022年以降は売上高の上昇と当期純利益も回復を見込んでいます。お寿司自体は魅力的な分野ですので、かつての活気を取り戻してほしいですね。