(株)日本ハウスホールディングス【1873】
建設業で注文住宅を手掛ける大手企業です。檜(ひのき)の木材にこだわりを持った建築物を提供しています。
どんな会社?
発祥は岩手県で1969年に「東日本ハウス株式会社」として設立されました。木造注文住宅を中心に、岩手県から徐々に関東の進出を進め事業拡大が行われていました。当初の社名に「東日本」と入っていますが、西日本にも手掛けており全国区の企業です。その経緯もあってか、2015年に「日本ハウスホールディングス」に商号を変更しています。
こだわりの檜
木造の注文住宅ですが、とくに「檜」に強みがあり「日本の家・檜の家」というブランドを確立し、4つのグレード「館・極・輝・雅」に分けて販売しています。
木造の注文住宅と言えば「住友林業」が最初に思い浮かびますし、企業規模も雲泥の差です。それでも日本ハウスホールディングスにしか出せない独自の技術で檜の家の良さを発信し続けています。
株式情報
本社は東京都千代田区に位置しています。元々は岩手県盛岡市に構えていましたが、2016年に本社機能を移転しました。決算月は10月から4月に変更される通知が発出され、市場は東証プライムに上場しています。株主優待や配当金がそれぞれ出ていますので紹介します。
株主優待
権利確定月:10月 年1回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
1,000株 | ¥3,000 |
権利区分は1,000株以上からです。贈呈されるものは(株)日本ハウス・ファームの函館農場で生産された、じゃがいも及びかぼちゃのスープが各2箱ずつの合計4点です。金額は3,000円としていますが、公式発表はされていませんのでおよその金額です。
スープギフト
2022年から株主優待の内容がスープギフト2種類に変更されました。ポテトスープは「黄金男爵」と呼ばれる「きたあかり(じゃがいも)」が原材料で、パンプキンスープは「栗かぼちゃ」が用いられています。
高級な化粧箱に入ったスープは写真のとおりで、左がポテトスープで右がパンプキンスープです。どちらも濃度が高くスープというよりはポタージュのような感じました。味は濃厚で特にパンプキンの美味しさは別格なので、そのまま召し上がるのもパンと一緒に食べるのもオススメです。欲を言えばコーンポタージュもあると嬉しいんですけどね。
カレーギフト
2018年~2021年の期間はホテル仕様のカレーギフトが頂け、以下の4点で構成されていました。
No | カレー | ホテル |
---|---|---|
1 | ビーフカレー | 東日本宇都宮 |
2 | チキンカレー | 森の風那須 |
3 | ブラックポークカレー | 森の風立山 |
4 | 鶏の粗挽きキーマカレー | 森の風鴬宿 |
各ホテルのこだわりカレーの詰め合わせで豪華絢爛でした。具材はゴロゴロと味もホテル仕様で美味しく、何度も食べたくなる高級なレトルトカレーです。
銀河高原ビール
2007年から2017年までは銀河高原ビール(350ml缶×12本)が贈呈されていました。2017年にビール事業から撤退したことから内容が変更されました。
それ以前は建設関係が本業である「リフォーム券10,000円」が贈呈されており、定期的に株主優待の内容が見直されている企業です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥304 | 2024年1月時点 |
1,000株 | ¥304,000 | |
株主優待 | ¥3,000 | |
配当金 | ¥5,000 | |
利回り | 2.63% |
1株単価は低いですが株主優待の権利を得るためには1,000株必要なので、投資金額は約30万円と少々ハードルが高めです。配当金は2022年に20円でしたが、その後は11円→5円と減配続きです。業績は厳しい状況ですが、増配による株主還元が行われることを期待したいです。