ソフトバンク(株)【9434】
通信業界の3大ブランドで、日本人なら全員が知っているであろう企業ですね。配当金がとても高いことでも有名です。
目次
どんな会社?
通信事業のソフトバンクやワイモバイルを運営しており、Yahoo!やZOZOTOWN、PayPay等を傘下に加えており通信事業以外も広く展開しています。
ペイペイは2022年9月末にユーザー5,000万人を突破するなど国民の大多数が保有しているアプリになりました。導入当初、大盤振る舞いであった還元セールは完全になくなり、回収期に突入しています。
株式情報
本社は東京都港区に位置し、決算月は3月です。株主優待は実施されていませんが、配当金が何よりの魅力ですので、見ていきましょう。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,996 | 2024年9月時点 |
100株 | ¥199,600 | |
株主優待 | ¥0 | |
配当金 | ¥8,600 | |
利回り | 4.31% |
1株単価は約2,000円と投資金額が比較的低く、保有しやすいです。この株価に対して、配当金は1株86円の利回り4.31%で、配当性向が約80%と驚異的な数字です。
親会社の【9984】ソフトバンクグループが67%の約31億株を保有しており、配当金を計算すると約2,700億円が親会社に渡していることになります。そのため、減配リスクもそこまで高くなく、個人投資家は甘い汁だけ吸えるような状況です。
業績
高配当銘柄にも関わらず株価はパッとしていません。理由の一つに通信料の値下げが懸念事項として挙げられます。割安ブランドである「ワイモバイル」や「ラインモ」の契約移行が進み、全体の通信料が減ったことから900億円近い減益に陥っています。
このまま減収が続けば配当金を出す原資も減り続けため、どのように収益構造を確固たるものにするのか注視が必要です。
ただ、約20万円で保有できる高配当銘柄としては魅力度が高いので、新規参入や買い増しのタイミングを見極めたいですね。