(株)ユニバーサルエンターテイメント【6425】
毎年風変りな株主優待が頂けることで有名でしたが、2019年以降はクオカードの贈呈に切り替わりました。
どんな会社?
パチンコ機・パチスロ機を製造している大手企業で、実店舗だけでなくスマートフォンのアプリの配信も行っています。
また、遊技機の枠組みを超えて総合型リゾート(IR)の開発に力を入れています。日本もカジノを誘致する方針が打ち出され、大阪府・大阪市のIR整備計画が認定されました。日本では開発・運営できず、フィリピンを舞台に展開していましたが、日本で存在感を示せるか期待したいところです。
なお、フィリピンでは”OKADA MANILA(オカダ マニラ)”を展開しています。創業者の岡田和生から来ているようですね。
その他にも文化・芸術事業として”岡田美術館”を箱根に構えています。億万長者のビジネスマンなだけあって幅広く事業を拡げているのが伺えます。しかし2017年に会計上の不正が見つかり、創業者は一線を退いています。
株式情報
本社は東京都江東区に位置し、決算月は12月です。数年前までは株主優待を大々的に公表せず、自社選定品が頂ける福袋感覚で楽しめる隠れ優待として有名でした。しかし2019年以降からはクオカードの一本化になり、株主優待のIR掲載も行われています。
株主優待
権利確定月:12月 年1回
保有数 | 1年未満 | 1年以上 | 3年以上 |
---|---|---|---|
100株 | ¥1,000 | ¥2,000 | ¥3,000 |
1,000株 | ¥2,000 | ¥3,000 | ¥4,000 |
3,000株 | ¥3,000 | ¥4,000 | ¥5,000 |
権利区分は3つあり、上表の額面のクオカードが頂けます。2018年以前はどんな製品が頂けるのか楽しかったですが、クオカードに変更され少し残念です。クオカードの方が実用的なのは間違いありませんけどね。
オカダマニラのイラストのクオカードですが豪華な施設ですね。日本のIR事業はどのようなデザインになるか楽しみです。なお、過去の優待品は下表のとおりです。
権利確定年 | 株主優待 |
---|---|
2019年~ | クオカード |
2018年 | アメニティセット |
2017年 | モバイルバッテリー |
2016年 | 有田焼 豆皿・銘々皿コレクション |
2015年 | ハイレゾ イヤホン |
2014年 | 電卓 |
2013年 | PCメガネセット |
2012年 | モバイルバッテリー |
2011年 | ラジコンヘリコプター |
2011年以降の株主優待品一覧です。様々な商品が送られるので何が届くのかな?と毎年楽しみでした。ラジコンのヘリコプターが贈呈されるなんて面白みのある株主優待ですよね。今まで頂いた株主優待品を少しだけご紹介していきます。
オカダマニラのアメニティセット
着ると富豪になった気分を味わえるバスローブセットです(笑
日常的に使用はしませんが、趣向が凝らされた優待品が多かったです。アメニティセットのシャンプー・トリートメントも珍しく、これ以外にもオカダマニラの宿泊50%割引券が同封されていました。
モバイルバッテリー
金色に輝くモバイルバッテリーは存在自体がレアです。大容量タイプなので、普段使いも災害時にも活躍してくれそうです。ただ、キラキラなデザインにロゴマークがあまり好きになれず、付属されていたケースに入ったままの状態です・・・笑
有田焼の豆皿
有田焼の豆皿7枚セットを頂きましたが、食洗器対応不可のため出番がありません。箱根にある岡田美術館の入場券も頂きましたが、有効期限の設定がなく、いつか行こうと10年以上保管しています。箱根小涌園ユネッサンの近くなので行きやすいんですけどね。
ハイレゾ対応イヤホン
2014年頃はハイレゾ音源が人気で、それに対応したイヤホンを頂きました。既にハイレゾという単語は聞かなくなりましたね。次の技術として、3Dオーディオや立体音響に移り変わりました。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,859 | 2023年4月時点 |
100株 | ¥315,500 | |
株主優待 | ¥3,000 | |
配当金 | ¥4,000 | |
利回り | 3.77% |
現在は財務基盤の安定化を図っているため配当金は安定していません。2023年は中間配当が40円出ましたが、2020年~2022年の3年間は無配でした。それ以前は1株50円前後が基本だったので、そこそこの株主還元が期待できました。2024年時点の総利回りは約3.7%と一般的な数字です。
IR事業を展開している割には配当金が寂しく、株価も2018年の6,000円をピークに下降トレンド真っただ中です。ただ、売上高は上昇を続け利益の確保も目途が立っている状況です。遊技機事業とIR事業の両方が好調なので、今後の展開に期待したいです。