藤田観光(株)【9722】
ウェルカムベビー認定施設の箱根ホテル小涌園に株主優待で宿泊してきました。
株主優待
藤田観光の株主優待は、ホテルの宿泊料金(基本料金のみ)が50%割引されます。優待の情報等は以下の記事をご参照ください。
箱根ホテル小涌園
藤田観光が展開しているリゾート施設の一つに”箱根ホテル小涌園”があります。約60年の歴史のあるホテルでしたが、2018年1月に建て替えのために一時閉業し、2023年7月にグランドオープンを果たしました。
更に0歳児にも優しい施設である”ウェルカムベビーの宿”の認定も得ており、今回はウェルカムベビー目当てで宿泊してみました。
※写真が約50枚程で多めです。
エントランス
チェックインはタブレットで行うセルフサービスでしたが、すぐ近くに受付の方がいらっしゃるので安心して手続きが出来ます。
宿泊者は隣にある”箱根小涌園ユネッサン”が無料になるサービス付きなので、荷物だけ預けて遊びに行けます。おむつの取れていない赤ちゃんでも遊べる施設なのが嬉しいです。
デラックスルーム
株主優待で予約したお部屋は”デラックスルーム”で一番大きなお部屋です。妻と子どもの3名では広すぎる部屋ですが、よちよち歩きを堪能して欲しいことやバス付きであったのが決め手です。
ただ、チェックイン時に「おむつの取れていないお子さまはお風呂に入れないので、貸切風呂をサービスでお付けします。」と言われました。通常は税込2,500円/60分で、貸切風呂を借りるならデラックスルームにしとこうかな。と考えていたのが無駄に終わりました(笑
ただ、宿泊日が平日で貸切風呂が空いていたというのもあると思います。必ず無料サービスが付帯するわけではないと思いますので、ご留意ください。
室内にある壁掛けテレビはYouTube等が見られるタイプだったので、これは助かりました。大人しくしてほしい時や一息付きたい時にYouTubeがあると安心感が違います。
寝るときはロースタイルのベッドや畳ではないため、結構な高さがあります。転落防止のためにベッドガードは借りられますが、本来は18カ月未満は使用禁止です。
ベッドとベッドガードの隙間に挟まった死亡例が発生したことから、乳児には使用しないように定められていますが、借りるかどうかのアナウンスがされます。
通常のレイアウトだと少し怖いので、ダブルベッドを2台とも動かしてレイアウトを変更しています。ホテルのベッドはレイアウトや掃除がしやすいようにローラー付きなので簡単に動かせます。ダブルベッドを2台連結しつつ、壁付けにして足元にベッドガードを持ってきています。
1歳児・妻・私の順番に寝ましたが、一番広々と使わせてもらいました(笑
温泉付きのホテルなので置き菓子があると思いきや、ミネラルウォーターのみでした。売店等もなく、近くのコンビニまで行く必要があります。
脱衣所に用意されているアメニティは必要最小限で、非常に少ない印象でしたが基本的に使わないので時代の流れですね。
お風呂にはベビー用のボディソープとシャンプーが用意されていました。貸切風呂には置いていなかったので、自分で持っていく必要があります。
洗面室には密封式のおむつペールが用意されていました。おむつ問題を気にしなくていいのは本当に助かります。
お手洗いはTOTOの最上級グレード”レストパル”でした。憧れの機種なので地味にテンションが上がります。希望すれば子供用の便座も用意してくれます。
客室からはご自慢の自然風景が楽しめます。お散歩コースにもなっているので、朝ご飯前にゆったりと歩くのも良さそうです。
施設
各階に趣向が凝らされた空間が展開しています。ここまで大きなソファは中々お目にかかれませんね。
タブレットに絵を描いて遊べるところもありましたが、ここは少し年齢が高めの子どもがターゲット層です。すぐ隣に乳幼児が遊べるエリアがあるので、少しだけ遊びました。
おもちゃは少なく、広さも程々なので他に利用者がいたら譲り合って利用することになります。こういうところに使い捨ての手口拭きシートなどが用意されていたら嬉しいかもしれません。ヨダレでおもちゃがべちゃべちゃになるケースが多いですからね。
自動販売機にはベビー用品がたくさん売られていました。おむつと粉ミルクは地味に嬉しい人も多いと思います。
ただ、客室にスポンジと洗剤は用意されていないので、哺乳瓶などを洗うための道具は持参する必要があります。こういうところもホテル側がカバーしてくれると嬉しいんですけどね。
ディナー ブッフェ
旅行の目当てはお食事という方も多いですよね。ブッフェ形式なので好きなだけ食べられますし、子どものご飯も選択肢が広いので助かります。
最初にサラダやチーズ、おつまみ等のコーナーが出迎えてくれます。新鮮なシャキシャキ野菜は定番品ですが、チーズやおつまみ類は珍しく感じました。
伝統のチキンカレーはご自慢のメニューのようで、レトルトパックの販売もされていました。白いご飯は機械式で少なめ・普通・大盛りが選べますが、ブッフェ形式だと少なめでも多く感じました。キッズメニューには白いご飯を好きな量で取れるので”少しだけ食べたい”という方はそちらを利用するのがオススメです。
パンの種類も豊富で、小ぶりで食べやすいのがたくさん並んでいました。
ブッフェならでは一品料理が何十種類も並び、どれもこれも目移りしてしまいます。色々なメニューを少しずつ食べられるのがブッフェ形式の醍醐味なので、色々と堪能しました。スープやあんかけ等の優しい味も嬉しいです。
新鮮なお刺身はマグロとブリが用意されていました。お寿司はマグロ、カンパチ、サーモンと人気のネタが揃っていますが、種類が多いとは言えませんね。
揚げ物は看板メニューで、大きなエビフライと串カツは迫力満点でした。ステーキも肉の旨みがしっかり感じられ、お替わりするぐらい美味しかったです。
キッズメニューも豊富なラインナップですが、さすがに1歳児が食べられるのは少なめです。パンは大好きでよく食べてくれますが、こちらはパサパサが凄くて大不評でした(笑
キッズメニューには手巻き寿司コーナーもありました。クレヨンしんちゃんとコラボしているようで、期間限定メニューかと思われます。
この近くにベビーフードのレトルトパックも用意されていましたが、人気のようでスカスカでした。この時は2種類だけでしたが、4種類以上は用意されているようです。
このサービスは大変ありがたいですが、好きなメニューがない場合もありますのでベビーフードは持参された方が無難です。
最後のコーナーはデザートでした。ミニケーキは見かけることが多いですが、ミニドーナッツが5種類以上もあったのは二度見するレベルです。
フルーツは定番のオレンジやグレープフルーツ、ライチ等でした。もう少し季節を感じられる生フルーツがあると嬉しかったです。
ソフトクリームは王道のバニラとストロベリーの2種類でした。チョコはよく見かけますが、ストロベリーは珍しく感じました。
コーヒーは本格的なマシンで、誰もが大好きなドリンクバーも用意されています。
オープン記念で有料のアルコール飲み放題が無料で付いてきました。妻は授乳期なので飲めませんし、私もそもそも好きな方ではないためスルーしたコーナーですが、豊富な種類なのでお酒好きの人は嬉しいでしょうね。
お替わり前提で色々なお食事を取ってきました。エビフライと串カツは一際目立っていましたが、納得の美味しさです。食べきれない、紹介しきれないメニューが盛りだくさんなので実際にお食事をしてみてほしい内容です。
デザートは一番気になったミニドーナッツですが、想像より美味しくなかったので取ってきたのが1個だけで良かったです(笑
モーニング ブッフェ
朝ごはんも大盤振る舞いのメニューが勢揃いしています。お刺身は漬けにされていたので、ディナーの残りをアレンジしているのだと思います。食材を無駄にしない試みは素晴らしいですね。
パンも豊富でフレンチトーストやパンケーキはホテル品質のクオリティでした。
朝食の代名詞のスクランブルエッグやベーコン、ウインナー等も楽しめます。パンも数種類あるので朝から目移りしてしまいます。
おかずはお肉やお魚のメニューもあり、ディナーで提供されていた料理も数多くありました。夜に食べられなかった料理を朝に食べることも出来るので後悔が少ないです。
デザートにはヨーグルトやプチシューなどが増えていました。
おすすめメニューのおにぎりも3種類ありました。最近は”おにぎり専門店”が出来る程の人気ジャンルですから、流行にも乗ったメニュー展開です。
小ぶりなおにぎりなので何個でもパクパク食べられますし、具材はゴロッと大きいので満足感が高かったです。
ウェルカムベビーの宿なだけあって、ベビーチェアの台数はかなりありました。立ち上がり防止のチェアベルト付きなのも嬉しく、安心してお食事が楽しめます。
お食事用エプロンは自分たちで持ってきたものですが、近くに座っていた方が「エプロン忘れた・・・!」と言っていたので、使い捨てエプロンのサービスもあれば喜ぶ人は多そうです。
ただ、ベビーチェアとテーブルの高さがあっていないので食べ辛さは否めませんでした。テーブルに直付け出来るタイプだったら食べやすいので嬉しいんですけどね。
お会計
チェックアウト時にお支払いしたレシートです。株主優待の割引は”室料”に限られるので41,800円→20,900円の50%割引です。株主優待券には上限20,000円と書かれていましたが、上限を超えて割引してくれました。
飲食も20%割引される優待券ですが、株主用の朝食と夕食は既に割引済みなのかどうかは不明でした。なお、必要枚数は1枚のみでした。
一人あたりの料金は下表のとおりです。
項目 | 金額 |
---|---|
室料 | ¥10,450 |
朝食 | ¥2,000 |
夕食 | ¥4,800 |
合計 | ¥17,250 |
一番高いランクのデラックスルームの金額です。一番安いツインルームと6,000円の差があるので、50%割引適用後の約3,000円分お安く宿泊できるようになります。
なお、旅行会社のサイトで同条件で調べたところ、デラックスルームが約30,000円でした。株主優待券の割引率は約40%とかなりの還元額です。
非日常を堪能できるホテルでしたので、オススメできるホテルです。欲を言えば1泊2食付の価格で割引適用されると尚嬉しいですけどね。