【3003】ヒューリック 株主優待カタログが届きました。

ヒューリックから株主優待カタログが届きました。

ヒューリック(株)【3003】

不動産業を営んでいる会社で、都内の駅近に多くのビルを保有しています。高齢者施設やホテル旅館、教育施設など、物件の多角化を進めています。

目次

どんな会社?

東京23区の好立地の場所にビルを保有している会社で、立地に重点を置いた経営戦略を行っています。

エリア ビル名
新宿 ヒューリック新宿ビル
渋谷 渋谷パルコ・ヒューリックビル
銀座 ヒューリック銀座数寄屋橋ビル

誰もが認める一等地エリアで、駅から徒歩5分圏内にビルを構えているケースが多いです。

不動産を爆買い

更に2020年から2021年にかけて新型コロナウイルス感染症に伴い、企業が一級地にある自社ビルを多く売りに出しました。買い手にはヒューリックも多くの名を連ねています。

・ティファニー 銀座本店ビル

・リクルート GINZA8ビル

・電通 東京汐留 本社ビル

・NEC 相模原事業地

コロナ禍の期間に一級地・高収益が見込める不動産を大量購入していますが、セールアンドリースバック契約が主体のようです。簡単に言うと「不動産を売却するけど、引き続きそこを利用させてね。」といった内容です。

セールアンドリースバック

セールアンドリースバックの大きなメリットは、自社ビルを売却することによって大きな資金調達が可能となる上、ビルはいつも通り使用することが出来るところです。

リース料はヒューリックへ支払わなければなりませんので、経費で計上することになります。また、普通の売却ではありませんので「買戻し」の条項が付されている契約も多いのが特徴です。

経済が不安定な時は、まず事業資金を確保します。数年後に業績や財務が安定した段階でヒューリックから買い戻す等の手法が取られます。銀座などの一級地を売りに出してしまうと、次に購入しようと思っても希望の土地はほぼ得られませんから、この取引方法は大きなメリットがあります。

自社ビルの売却のメリットも大きいですが、買い手であるヒューリックにはリース料に加えて、将来の売却益も見込めるので非常に美味しい話です。都心の一級地かつ不動産大手のヒューリックですから、銀行も資金を融通しても問題ないでしょう。

このようなスキームが出来るのは、やはり体力がない不動産業者では不可能です。高収益不動産を多く持ち、不動産賃貸事業や不動産販売を手掛けている地位を確立した企業のみが出来る戦略です。

株式情報

本社は東京都中央区に位置し、決算月は12月です。株主優待はグルメカタログ商品が贈呈され、不動産業ならではの高配当銘柄でもありますので、それぞれ紹介します。

株主優待

権利確定月:12月 年1回

保有数 株主優待
300株 ¥6,000

権利区分は”300株”からで、2年以上の長期保有が条件です。変更前は1年未満でも頂けていましたが、2025年12月権利分から変更されました。

贈呈品は、グルメカタログギフトのリンベルのサターンです。サターンコースの販売価格は税込4,400円(商品3,300円+システム料1,100円)なので、よりお得感を与えてくれます。

フルーツ一覧

グルメカタログのフルーツ部分を抜粋しました。贈答品クラスの果物が選べます。

グルメカタログのフルーツ部分を抜粋しました。
贈答品クラスの果物が選べます。

グルメカタログと銘打っているだけあり、豊富なラインナップで選ぶのがとても楽しいです。私はフルーツを選択することが多いので、そこを一部抜粋しました。

さくらんぼやメロン、シャインマスカット、桃などの選択肢が多くて困ってしまいます。実際にメロンや桃を頂いた際の記事は以下にまとめてありますので、ご参考ください。

利回り

項目 金額 備考
1株 ¥1,508 2024年2月時点
300株 ¥452,400  
株主優待 ¥6,000  
配当金 ¥15,600  
利回り 4.77%  

株主優待カタログは4,000円相当ですが、ヒューリックの公式HPで3,000円相当と記載されているためその金額で計算すると、総利回り約4.77%、配当金単体で約3.4%も出ています。不動産銘柄ならでは高配当銘柄でもあります。

不動産は沈むときは一気に沈むので投資判断が難しいところではありますが、株主優待・配当共に魅力的です。

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