(株)かんなん丸【7585】
毎度お馴染みのイラストが描かれている株主優待カタログです。
業績悪化が響き、株主優待の改悪続きで2021年2月12日付で優待の一時休止が発表されています。業績回復後の再開を期待しましょう。
どんな会社?
【9979】大庄、このグループの一員となっています。
居酒屋の庄や、日本海 庄や、うたうんだ村、やる気茶屋を運営しており、地盤は埼玉県です。店舗数は非常に少なく、数えられる程度しかありませんので「庄や」というブランドがないと分からない人も多いことでしょう。
コロナ禍ということもあり居酒屋業界は大打撃を受けており、業績の悪化が続き株主優待の一時休止まで余儀なくされました。
株式情報
本社は埼玉県さいたま市に位置しており、決算月は6月です。
ジャスダックに上場していますが、東証市場の改変に伴いスタンダード市場の提出をしているところです。
株主優待
権利確定月:6月
保有数 | 現在 | 2021年以前 |
---|---|---|
100株 | 一時休止 | ¥2,500 |
500株 | ¥5,000 | |
1,000株 | ¥10,000 |
上述した通り、現在の株主優待は実施されていません。
2018年以前は、6月と12月の年2回実施されていましたが、2019年からは6月の年1回に変更されました。
そして2021年以降は一時休止です。
今まではどのような株主優待が頂けていたかというと、店舗で使用できるお食事券または産地直送品の食料品が頂けていました。
カタログ写真が見づらく申し訳ありませんが、ラインナップは上図のとおりです。
庄やで使えるお食事券を頂くことが多かったですが、こだわりパン「みやび」も頂いたことがあり、とても美味しく何度かリピートもしていました。
魅力的な株主優待でしたので、今後の再開を心待ちにしています。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥392 | 2021年1月時点 |
100株 | ¥39,200 | |
株主優待 | ¥0 | |
配当金 | ¥0 | |
利回り | 0.00% |
この業績や株主還元では株価は下がる一方です。
2,000円台の時もありましたが、過去の栄光は見る影もなくわずか数年で80%減の400円まで大幅下落の散々たる状況に。
配当金も年間で1,000円~1,600円が出ていたのも、現在の体力では無理な状況に陥っている状況です。
今後の展望
かつての活気を取り戻すために奮闘を続けており、2022年の取り組みとして、新業態「Italian Kitchen VANSAN」の展開を掲げています。
このバンサンという店舗を有名にしたのは「乗せ放題パスタ」です。お客様がストップ!と言うまで、チーズ等の具材が乗せ続けられます。
見た目もインパクトのある楽しめ、好きなものを好きなだけ食べられる魅力的なサービスを展開しています。
この新業態をフランチャイズとして展開を目論む訳ですが、今後の業績回復に期待したいところです。
これまでの株主優待
頂いたことのある株主優待のご紹介します。
お食事券
大庄グループの庄やでも使用できるので重宝していました。
お刺身定食が大好きで、よくランチ利用で使わせてもらいました。
※ランチメニューは2017年時点のデータです。メニューや単価が異なっている場合がございます。
みやびパン
3.5斤分を頂きました。賞味期限が3日~4日程度と短く食べきるのが大変でしたが、とても美味しいパンで驚きです。
芸能人もよく購入されているパンらしくて興味津々でしたが、味わうことが出来て良かったです。高級食パンブームは2013年頃から始まり、MIYABIの食パンも同じ路線です。1斤800円以上する高級品です。
また頂けることがあったら何度もリピートしたいと思える食パンでした。
肉まん、カレーまん
この時はいつも違う珍しい「肉まん」があったので、試しに注文してみました。
冷凍で届くので日持ちもしっかりします。調理方法もスチームレンジが標準装備される時代になってきているので、ふわっふわな状態で食べられました。
冬の季節は肉まんがどうしても食べたくなるのは人間の性でしょうかね 笑
梅干し
こちらはよく見かけるラインナップのはちみつ入りの梅干しです。
販売価格3,000円前後(500g)で値段に納得の品質です。
スーパーで売っている商品と比べると貫禄が違いますから。プラスチック容器の作りこみがしっかりしているのもそうですし、果肉の大きさ・柔らかさ・繊維の少なさが際立っています。
紀州南高梅は最高峰のブランドですので多くの方が知っていますよね。
にも関わらずスーパー等でお安く売っている紀州梅も見かけますが、梅グレードA・B・C・DのC・Dがスーパーで多く取り扱っている商品になります。
違いは主に以下の3つが挙げられます。
・皮が硬い
・繊維質が残る
・傷がある
個人的には「傷」に対しては自分で食べる分には気にしませんが、傷物になったものは梅ジュースに回されるのが大半のようです。
完熟した実が木から落下する際に無傷で収穫するというハードルは非常に高く、更にAランクの紀州南高梅を得られるまで、塩漬け・天日干しと色々と加工作業が伴います。
最終成果物としての重さは収穫時の約3割と言われています。
500gの商品にするためには、1.7kgの梅が必要であることと加工費を考えると3,000円と高価になるのは仕方ないかもしれません。
ご自宅で梅干しを作られた経験を持つ方も多くいると思いますが、あの手間のかかりようといったら・・・まぁ、私は祖母の梅干しを食べる専門でしたが 笑
もちろん自家製の良さは十二分にありますが、1パック3,000円を超える梅干しを買う機会は早々ないので、株主優待ならではの贈答品。食卓を華やかにしてくれます。
お食事体験記
かんなん丸の株主優待で、庄やに何度もお邪魔させていただいています。
ランチメニューが多いですが、以下の記事で紹介しています。