(株)神戸物産【3038】
緑色の看板が特徴的な業務スーパーを運営している会社で、テレビでも度々特集されるほどの人気のお店です。
どんな会社?
業務スーパーという名称ですが、一般のお客様も大歓迎というスタンスを取っています。プロ品質とプロ価格を掲げているだけあって、世界中から珍しい品物を直輸入しているため、お値段も安く見ているだけでも楽しい商品が勢揃いしています。もちろん、日本でお馴染みのメーカー品も仕入れているため、使い慣れている商品も購入できます。
業務用というだけあって、量が多いので計画的に購入しないと食べきれないことがあるので注意が必要です。
冷凍食品
生鮮食品やレトルト食品、調味料など多様なラインナップが揃えられていますが、特に冷凍食品のラインナップが豊富です。野菜や果物、揚げ物系も充実しており、フライドポテトは1kgも入っていて約200円と激安です。
デザートにはチーズケーキやベルギーワッフル、チュロス、ティラミスなど多様なジャンルが揃っており購買欲を掻き立てます。しかも容量に対して値段が安くコスパ抜群と来ていますから、リピート続出するのは必然です。
株式情報
本社は兵庫県加古川市に位置しています。神戸物産というからには神戸市にあると思いましたが、隣の市の加古川市に構えています。
株主優待は自社専用のお買物券ではなく、JCBギフトカードが贈呈されます。配当金も少しばかり出ていますので、それぞれ紹介します。
株主優待
権利確定月:10月 年1回
保有数 | 3年未満 | 3年以上 |
---|---|---|
100株 | ¥1,000 | ¥3,000 |
1,000株 | ¥10,000 | ¥15,000 |
2,000株 | ¥15,000 | ¥20,000 |
権利区分は3つに分かれており、長期保有を加味すると100株保有が高利回りです。2021年以前は業務スーパーのみで使用可能な商品券でしたが、2021年6月22日付で「JCBギフトカード」に変更されました。
このような自社商品券から一般的なギフトカードに変更される場合は、贈呈金額が下がることが多いのですが、金額は据え置きと神対応です。更に株主優待族を常に悩ませ続けている有効期限も撤廃されていますので、株主優待の拡充です。
もちろん、このJCBギフトカードは業務スーパーでも使用可能ですので、従来通りの使い方も出来ますのでご安心ください。
業務スーパーや百貨店以外でも使用範囲は広く、スーパーマーケットでは西友・ダイエー・東急ストア・マルエツなどでも使用できます。飲食店では、木曽路・サッポロライオン・ロイヤルホストなどが加盟店となっているので、本当に幅広くお買物やお食事が楽しめます。
偽装対策
神戸物産に限らずですが、お店の会計のところで「株主優待の偽装にご注意ください。」という注意書きを目にすることが多くなりました。
偽造防止は日本円のお札に比べれば劣るの当然ですし、技術を持った方であれば精巧な偽物が作れてしまうのかもしれません。その煽りを受けてか、自社の商品券の撤退を表明するところが増えてきたような気がします。
偽造自体は当然ながら犯罪ですが、中々取り締まれないのが実情なんでしょうか。株主優待を楽しむ者としては非常に残念フェーズに移行しています。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥3,770 | 2024年2月時点 |
100株 | ¥377,000 | |
株主優待 | ¥3,000 | |
配当金 | ¥2,300 | |
利回り | 1.41% |
3年以上の長期保有特典の場合で計算すると総利回りは約1.3%と低めです。配当単体でも0.61%と低いのですが、配当金を継続しつつ増配も行われているので株主還元の姿勢は高いです。
株価は右肩上がりを続けていましたが、4,000円前後の高値水準で落ち着いている状況です。SNS等で業務スーパーのハイコスパな商品が紹介されてから、認知度が急上昇し定期的にバズっています。2016年頃は200円台だった株価が、わずか6年後の2022年には4,000円近くまで上昇しています。
毎年、増収増益を実現しており店舗数も年に20店舗~30店舗増え続けています。2022年には大台の1,000店舗を到達し、2024年現在は1,050店舗まで拡大しているので今後の成長も期待したいです。