日本ドライケミカル(株)【1909】
防災設備の大手企業で、消火器の開発も手掛けています。消火器の種類は多くありますが、その中の粉末消火器を一番最初に開発したパイオニアでもあります。
どんな会社?
建築防災設備、自動火災報知設備、プラント防災設備、船舶防災設備と幅広く防災関連の製品を取り揃えています。
家庭でもオフィスでも必要な家具転倒防止や持ち出し防災グッズ、消火器など身の回りの製品を手掛けたり、消防自動車の装備も日本ドライケミカルの技術が広く使われています。
人々の命を守る、防災・減災を手掛ける社会的にも非常に重要な業務を担っています。
株式情報
本社は東京都北区に位置しており、決算月は3月です。
ALOSK(筆頭株主)と資本業務提携を締結しており、防犯+防災のサービス展開を始め、相乗効果が期待されています。
株主優待は防災関係の選定商品が頂けますので、配当金と併せて見ていきましょう。
株主優待
権利確定月:9月 年1回
保有数 | 株主優待 | 備考 |
---|---|---|
100株 | ¥1,000 | カタログ品 |
権利区分は100株のみで1,000円相当の製品が贈呈されます。
カタログ品は上図のとおりですが、ラインナップが固定化されているわけではありません。
救急セット、マスク、LEDランタン、水コンテナ、マルチツール、災害用トイレ、保存食、クオカードと色々な防災用品が選べます。
私は冒頭の写真にもある通り、災害用トレイを頂きました。使わないことを祈りつつも、災害大国の日本でもありますから少しは常備しておきたいですね。
このような製品は全て完備している!という方の場合にはクオカードも選択できるのが嬉しい配慮です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,790 | 2022年2月時点 |
100株 | ¥179,000 | |
株主優待 | ¥1,000 | |
配当金 | ¥3,000 | |
利回り | 2.23% |
総利回りは約2.2%とそこまで高くはありませんが、防災の大手企業というブランド力は代えがたいものがあります。
今後も多くの需要が見込まれるでしょうし、財務諸表の数字も堅調な数字になっていますが、株価は上昇軌道に乗れていません。車両事業等が不調になっていますが、今後の業績に注視したいところです。