【7532】パン・パシフィック・インターナショナル　株主優待が届きました。

（株）パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス
ディスカウントショップのドン・キホーテを運営している企業で、顧客最優先主義を掲げています。

どんな会社？

庶民の味方として知られる「ドン・キホーテ」ですが、時として素行が悪い方々の溜まり場となり、「治安が悪い」という不名誉なイメージが付きまとうことがあります。24時間営業で広い駐車場を備え、商品陳列がぎっしりと敷き詰められた店内は、洗練された内装とは言い難いスタイルとなっています。このため、「ドン・キホーテ＝治安が悪い」という印象が定着しているのが現状です。
ドン・キホーテが新店舗を出店する際には、近隣住民による反対運動が見られる場合もあり、開業後1年足らずで撤退するケースもあります。地域住民に受け入れられるかどうかが、事業成功の鍵を握っています。

ユニーを買収

2017年、総合スーパーのユニーと資本・業務提携を締結し、「アピタ」や「ピアゴ」を「MEGAドン・キホーテUNY」へと事業転換しました。それにより、店舗運営におけるドン・キホーテの特色を徐々に強めていきました。そして2019年にはユニーの完全子会社化を行い、買収が完了しました。

PPIHに商号変更

以前の商号は「株式会社ドン・キホーテ」でしたが、2019年に「パン・パシフィック・インターナショナル・ホールディングス（PPIH）」へと変更されました。同社は日本国内にとどまらず、環太平洋地域への進出拡大を目指すことを表明しており、実際にASEAN諸国への出店を加速させています。

株式情報

本社は東京都目黒区にあり、決算月は6月です。株主優待として自社ポイントが贈呈されており、さらに配当金も支給されています。それぞれの内容について詳しくご紹介します。

株主優待

権利確定月：6月・12月（年2回）

保有数	株主優待
100株	¥2,000

株主優待は2022年6月に新設され、権利区分は100株のみとなっています。優待内容としては、2014年3月に導入された自社発行型電子マネー「majica（マジカ）」のポイントが付与されます。

クーポンコードは、アプリの右下にある「サポート」をタップすると表示される「クーポンコード」欄に登録します。入力期限は約1年後と余裕がありますが、忘れないようにすぐ登録されるのがお勧めです。
このクーポンコードを登録すると、2,000ポイントが付与されます。ポイントの有効期限は1年間で、最終的にポイントが付与された日から1年間が期限として設定されます。そのため、半年ごとに株主優待のポイント登録を行うことで有効期限を延長し続けることが可能です。これにより、ポイントを貯めて大きな買い物をする際にも便利です。
ただし、マネー残高の有効期限は2年間、ポイント残高は1年間と、有効期限が異なる点に注意が必要です。

利回り

項目	金額	備考
1株	¥4,089	2025年3月時点
100株	¥408,900
株主優待	¥4,000
配当金	¥3,400
利回り	1.81%

株主優待は、実質的に有効期限がない年間4,000円分という魅力的な内容です。一方で、配当金は約0.9％と控えめです。投資額は約40万円で、総利回りは約1.8％と決して高い還元率ではありません。しかし、ドン・キホーテ系列を頻繁に利用する方にとっては、お勧めの銘柄です。
株価は上下に振れることが多く、高値圏である2,500円を突破した後は、4,000円付近で揉み合いを続けています。この株価が現状を維持するのか、あるいはさらに上昇に向かうのか、今後の動きに期待したいです。