【8278】フジ 株主優待が届きました。

フジから株主優待が届きました。

(株)フジ【8278】

愛媛を拠点とする大手チェーン店です。ネットストアも運営しており、幅広い層の方に利用されています。

目次

どんな会社?

2022年3月、マックスバリュ西日本との経営統合を経てイオン系列の子会社となり、商号を株式会社フジ・リテイリングに変更し、再出発しました。

東京都や神奈川県にお住まいの方は、緑色の看板に「FUJI」と書かれたスーパーマーケットを思い浮かべるかもしれませんが、それを運営しているのは「富士シティオ株式会社」であり、フジ・リテイリングとは別の企業です。

フジ・リテイリングも「フジ」というスーパーマーケットを運営していますが、中国地方にのみ展開しているため、関東圏の方が目にする機会は少ないかもしれません。

フジネットショップ

実店舗だけでなくネットストアも展開していますが、株主優待ポイントの使用方法が煩雑で、ユーザビリティが低いと感じることがあります。

同社は主に実店舗のお客をターゲットとしているため、スーパーの商品単価の安さを考慮すると、ネット販売の戦略は難しいかもしれません。そのため、ポテトチップス10袋セットなどのまとめ売り戦略を採用していますが、割引率は特に高くなく、ターゲット層の購買意欲を引き出せているのか疑問が残ります。

運営コスト面で問題がなければ良いのですが、サーバー管理費や運営費との兼ね合いを考慮すると、収益性の確保が課題となる可能性があります。

株式情報

本社は愛媛県松山市にあり、決算月は2月です。配当金と株主優待の制度がありますが、マックスバリュ西日本との経営統合に伴い、株主優待の内容が一部変更されました。以下に詳細を紹介します。

株主優待

権利確定月:2月 年1回

保有数株主優待

フジネットor地域特産品

100株¥6,000¥3,000
300株¥8,000
400株¥10,000
500株¥12,000
1,000株¥20,000¥10,000
2,000株¥40,000
3,000株¥60,000
4,000株¥80,000
5,000株¥100,000

以前は「株主優待割引券」「エフカマネー」「フジネットショップ」「PB商品交換」の4つのコースから選択できましたが、2022年4月8日以降、選択肢は3コースに変更されました。

現在の株主優待は、株主優待割引券、フジネットショップポイント、地域特産品の3コースで、後者2つは保有株数に応じた贈呈額が同じです。

株主優待割引券は、イオン系列の「株主様ご優待券」へと変更されました。1,000円の会計につき100円割引券1枚が使用できる仕組みで、使いやすくなった点は歓迎すべき変更と言えます。

フジネットショップポイントは、年間4,000円分(2,000円×2回)から3,000円に減額されましたが、お買物券の贈呈額は6,000円に増額されており、株主優待の価値は人によって評価が分かれるかもしれません。

イオンお買物券

イオングループで使用できる割引券です。
イオンのお買物券が届きました。
イオンは毎日お世話になっているので助かります。

イオンの株主様ご優待券が届きました。1,000円ごとに100円割引されるため、実質10%の割引となります。近くにイオン系列の店舗があれば、スムーズに活用できそうです。

利回り

項目金額備考
1株¥2,0822025年5月時点
100株¥208,200 
株主優待¥6,000 
配当金¥3,000 
利回り4.32% 

イオンの株主優待券を選択すると、総利回りは約4.3%まで上昇します。食料品や日用品の物価高騰が続く中、生活必需品の割引は非常に助かります。

イオン系列のマックスバリュと経営統合したことで、FUJIのネットショッピングの品揃えが改善されることを期待していましたが、現時点では大きな変化は見られません。株価に大きな変動はなく、2,000円前後を推移していますが、イオンとの相乗効果に期待したいところです。

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