東ソー(株)【4042】
総合化学メーカーの大手企業で、日経平均株価の構成銘柄の一つになっています。
目次
どんな会社?
「明日のしあわせを化学する」というキャッチフレーズを掲げており、クロル・アルカリ、石油化学、機能製品の3事業を柱として展開しています。
クロル・アルカリ
塩の電気分解により、苛性ソーダや塩素、水素を生成しており、その希望は国内最大級です。塩ビ樹脂や殺菌・漂白などに使われ、社会生活に無くてはならない製品の一つです。塩からあらゆるものが生み出されており、無限の可能性を秘めています。
石油化学
エチレン、ポリエチレンなどを手掛けており、医療分野から自動車分野まで幅広く使用されています。高付加価値化として半導体向けのラインナップも展開しています。
機能製品
医療分野の検査機器や試薬の開発・製造・販売まで行っています。歯科材料のジルコニアの高機能材料にも取り組んでおり、研究開発が盛んに行われています。
株式情報
本社は東京都港区に位置し、決算月は3月です。株主優待は実施されていませんが、配当金の魅力が高いので紹介します。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,880 | 2024年8月時点 |
100株 | ¥188,000 | |
株主優待 | ¥0 | |
配当金 | ¥8,500 | |
利回り | 4.52% |
配当金は中間と期末の2回で、2021年以降はそれぞれ40円以上出ています。年間配当は8,000円超を維持し、約4.5%と高配当銘柄です。社会的に大きな打撃となったコロナ過の時でも、減配せずに1株56円の配当金を出し続けたうえ、80円まで増配も実施しました。
株主還元への姿勢が鮮明ですし、財務状況などの決算データも非の打ちどころがない数字なので安定感が抜群です。株価は2,000円前後を推移しており、株価の急激な変動リスクが低いことから、長期保有で安定的に高配当を狙っていくスタイルもオススメです。