伊藤園(証券コード:2593)
伊藤園は、茶葉製品・緑茶飲料の国内最大手として知られる飲料メーカーです。「お〜いお茶」が主力ブランドで、鶴瓶さんのパッケージでおなじみの麦茶や、市販向けのタリーズコーヒーなども幅広く展開しています。株主優待では飲料詰め合わせが届き、満足度の高い銘柄として人気を集めています。
どんな会社?
1966年設立。お茶飲料の販売を中心に事業を展開してきました。中国との代理契約により、日本で初めてウーロン茶を販売した企業としても知られています。
最近では、米メジャーリーグ・ドジャースとのパートナー契約や、「お〜いお茶」のグローバルブランド化により、米国・アジアでの展開を強化しています。
お茶
伊藤園の茶畑を映したCMはブランドの象徴です。「お〜いお茶」は国民的緑茶飲料として高い認知度を誇ります。
また、鶴瓶さんの顔が描かれた「健康ミネラル麦茶」は、麦茶カテゴリーのトップブランドとしてギネス世界記録にも登録されるほどの販売数を記録。家庭向け麦茶の代名詞といえます。
注目された話題として、大谷翔平選手とのグローバルアンバサダー契約があります。特別仕様のボトルが期間限定で発売され、コレクション需要も高まりました。野球ファンからも大きな反響を得ており、ブランド価値の向上にもつながっています。
コーヒー
主力はお茶ですが、野菜ジュースや果物飲料なども幅広く展開しています。
また、アメリカ発祥の「タリーズコーヒー」を傘下に収め、市販向け製品として展開中。本家タリーズはすでに店舗運営を終了していますが、日本ではライセンス契約によってブランドが存続しています。
最近は、新シリーズの炭酸エスプレッソ「FIZZPRESSO(フィズプレッソ)」が登場。有糖タイプと無糖タイプの2種を展開し、コーヒー市場への新たなアプローチが注目されています。
株式情報
本社所在地は東京都渋谷区。決算期は4月末で、東証プライム市場に上場している知名度の高い企業です。株主優待と配当金の両方を得られる安定銘柄として注目されています。
株主優待
権利確定月:4月(年1回)
保有数 | 株主優待 | 備考 |
---|---|---|
100株 | ¥1,500 | 自社商品 |
1,000株 | ¥3,000 |
優待目的の場合は100株保有が効率的です。飲料製品の詰め合わせが毎年届き、缶や紙パックドリンクが12本ほど入っているため、金額以上の満足感があります。
優待品の内容は例年大きく変わらず、新製品の試供などはありませんが、安定した品質と供給が評価されています。あわせて、割引購入制度を利用すると「カテキン緑茶W」などを30%オフで購入できるため、日常的に伊藤園製品を愛飲している方には魅力が倍増します。

利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥3,350 | 2025年7月時点 |
100株 | ¥335,000 | 優待取得に必要な金額 |
株主優待 | ¥1,500 | 自社飲料詰め合わせ |
配当金 | ¥4,800 | 年間配当(100株換算) |
利回り | 1.88% | 配当+優待の合算 |
利回りは控えめですが、実需性の高い優待品と安定した配当が魅力。飲料メーカーとしての信頼性が高く、長期保有にも適した銘柄です。
株価動向と総評
株価は一時期の最高値8,000円超から下落し、現在は半値以下の水準です。ただし、業績は安定しており、売上高や利益も堅調に推移しています。
物価高騰の影響は受けているものの、主力の緑茶市場は海外でも需要が拡大しており、ブランドの海外展開も進行中です。
また、茶葉製品の拡充を目的に新会社「伊藤園ティーファクトリー株式会社」が設立され、ティーバッグの世界展開に向けて年間3億個の供給体制を構築しています。
必要投資額は約30万円とやや高めですが、安定感・ブランド力・実需性・優待内容のバランスを総合的に見れば、4月優待銘柄として検討する価値は十分にある企業です。