日本製紙は、ティッシュペーパーやトイレットペーパー、キッチンペーパーなどの家庭向け紙製品を手掛けるメーカーです。スーパーやドラッグストアで見かける日用品が多く、生活に身近な企業のひとつです。今回は株主優待として届いた日用品セットの内容を紹介します。
どんな会社?
日本製紙は、かつて王子製紙から分離して誕生した大手製紙メーカーで、現在も国内2位の規模を持つ企業です。紙・パルプの製造を中心に、産業用から家庭向けまで幅広い紙製品を展開しています。
家庭向けの日用品はグループ会社の日本製紙クレシアが手掛けており、スーパーで見かけるスコッティやクリネックスなどのブランドが流通しています。大王製紙のエリエール、王子ホールディングスのネピアと並び、家庭紙市場では大手3社が大半のシェアを占めています。
株式情報
本社は東京都千代田区に位置し、決算月は3月です。東証プライム市場に上場しており、株主優待は使いやすい日用品が中心です。
配当金は一時期無配でしたが、現在は復配しています。ここでは株主優待と配当について紹介します。
株主優待
権利確定月:3月(年1回)
| 保有数 | 株主優待 |
|---|---|
| 100株 | ¥1,000 |
権利区分は100株のみで、一律の家庭用品詰め合わせが贈呈されます。1点あたりの単価は高くないため、総額は約1,000円相当と見ています。

生活必需品が中心で、節約に役立つ内容です。
- ティッシュペーパー
- トイレットペーパー
- キッチンペーパー
王道商品が毎年入っているのも嬉しい点です。高級ティッシュのスコッティ カシミアが含まれているのも良いポイントです。
利回り
| 項目 | 金額 | 備考 |
|---|---|---|
| 1株 | ¥1,309 | 2026年7月時点 |
| 100株 | ¥130,900 | |
| 株主優待 | ¥1,000 | |
| 配当金 | ¥1,500 | |
| 利回り | 1.91% |
配当金は一時期無配でしたが、現在は復配しており、総合利回りは約1.9%です。過去には1株80円の高配当だった時期もあり、30円〜60円で推移していましたが、直近では10円〜15円と控えめな水準になっています。
株価は低迷から抜け出しつつありますが、1,500円の壁が厚く、押し返される場面が見られます。かつてのように2,000円台を維持してくれると嬉しいところです。
今後の増配を期待できるかどうかは、業績の回復度合いがポイントになりますので、次の企業評価で確認していきます。
企業評価
2026年3月期は、売上こそ横ばいでしたが、利益面で大きく改善し、収益力が一段と高まっています。
- 売上高:1,192,606百万円(0.9%増)
- 営業利益:25,205百万円(27.9%増)
- 経常利益:23,098百万円(49.0%増)
- 当期純利益:11,743百万円(158.7%増)
家庭紙(スコッティ・クリネックス)を中心に生活関連事業が伸び、海外事業の改善も寄与したことで、本業の収益力が拡大していることが分かります。続いて、来期予想を確認します。
- 売上高:1,220,000百万円(2.3%増)
- 営業利益:25,000百万円(0.8%減)
- 経常利益:18,000百万円(22.1%減)
- 当期純利益:10,000百万円(14.8%減)
2027年3月期は増収見通しですが、原燃料価格の高止まりを織り込んでおり、減益予想となっています。
2024年3月期に復配して以降、配当は落ち着いた水準が続いていますが、事業構造を踏まえると大幅な増配は期待しづらい状況です。とはいえ、この水準を保っている点は評価でき、業績が横ばいで推移すれば、微増配が行われる可能性は残されています。
まとめ
日本製紙は、家庭紙事業の堅調さと海外事業の改善により、2026年3月期は利益が大きく伸びました。紙・板紙事業は厳しいものの、収益源のバランスが取れ始めており、復配後の安定配当も継続しています。
株主優待は生活必需品が届く内容で、普段使いしやすい優待です。株価はまだ本格的な上昇には至っていませんが、優待を目的に考えると保有しやすい状況です。利回り面ではやや物足りなさはあるものの、長期保有で付き合っていきたい銘柄です。




