(株)高島屋【8233】
全国的に展開している老舗百貨店で、特に関西では圧倒的なブランド力を誇っています。
どんな会社?
首都圏と関西を中心に約20店舗の百貨店を展開しており、日本経済へ大いに貢献してきました。百貨店不況の時代でも健全な経営体制を維持し続けており、その理由の一つが時代の変化の適応能力が高かったことです。百貨店ではありますがショッピングモール(SC)を取り入れるなど、老舗でありつつも新たな取り組みに果敢に挑んでいます。
株式情報
本社は大阪府大阪市に位置し、決算月は2月です。株主優待や配当金もそれぞれ出ていますので、紹介します。
株主優待
権利確定月:2月 8月 年2回
保有数 | 株主優待 | 備考 |
---|---|---|
100株 | 10%割引カード | 15万円まで |
200株 | 30万円まで | |
1,000株 | 無制限 |
区分は100株と500株の2つがありますが、頂けるのはどちらもお会計から10%割引される株主優待カードです。100株の場合は30万円の限度額が設けられていますが、日常のお買物であれば100株で事足ります。
また株主優待カードを使用した場合は、高島屋系列のカードのみが使用できます。現金支払でも十分ですが、頻繁に利用される場合はクレジットカード作成、もしくは後述する”友の会”をオススメします。
なお、2024年9月1日付で1:2の株式分割が行われることから、200株と1,000株に必要数が増加します。それに伴い新たに100株(分割前50株)が新設され、限度額は15万円となります。
タカシマヤ友の会
高島屋の株主優待を最大限に発揮する方法に”友の会”という制度があります。毎月一定額を積み立てし、1年後(満期)に+1ヶ月分の積み立て額が付与されます。
例えば、12ヶ月分を積み立てると付与される金額が12ヶ月+1ヶ月=13ヶ月分となり、約8.3%のお金が増えることになります。(10,000円を12ヶ月積み立てると、130,000円になります。)
この制度を利用すると約20%OFFになりますので、定期的に利用される場合は必見の制度です。
対象店舗
とても便利な高島屋の株主優待カードですが、無条件に使用できるわけではなく、店内にある専門店は対象外です。公式サイトでは「東急ハンズ、ユニクロ、ニトリなど」と記載されていますが、館内マップを見ると色分けされているので参考になさってください。
画像は玉川高島屋S・Cに行ってきた際の案内マップですが、南館はショッピングモールとなっているので、全て対象外のエリアでした。本館のピンク色のお店のみが対象店ですが、高級ブランドは対象外です。
オススメな利用方法は、デパ地下(グルメ)や化粧品(コスメ)です。お惣菜などが10%割引になるのは助かりますし、化粧品も割引されるのは女性にとって恩恵が大きいです。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,218 | 2024年12月時点 |
100株 | ¥121,800 | |
株主優待 | ¥3,000 | |
配当金 | ¥2,300 | |
利回り | 4.35% |
高島屋ほどのネームバリューがある企業ですが、株式分割が行われたことから1株単価は1,000円台前半を推移しています。株主優待の価値は1年間に3万円使ったと仮定しています。使用頻度が大きい場合は更なる恩恵に享受できるので、人によってはオススメの株主優待です。
高島屋でたくさんお買物されたら”外商顧客”となる道も見えるかもしれませんね 笑