カーリットホールディングス(株)【4275】
火薬・化学製品の生産を行っており、発煙筒のシェアは国内80%と業界トップに君臨しています。
どんな会社?
化学製品の扱いに非常に長け、化学素材では様々な分野で高いシェアを誇っています。
ロケット燃料や発煙筒など、生活のあらゆるところにカーリットの技術が使用されています。身近なところでは夏の風物詩の花火やスマートフォンの電化製品にもカーリットの製品が使われています。
元々は1916年に爆薬の開発に着手したことがカーリットの時代の始まりです。この時代は日本でも多くの戦争を行っていた時期なので、国策としての爆薬開発も必須だったことでしょう。きっかけは爆薬ですが、その技術の応用で様々な日常に使用できる便利な製品を研究開発し、世の中の生活を豊かにしてくれています。
株式情報
本社は東京都中央区に位置し、決算月は3月です。株主優待と配当金がそれぞれ出ていますので紹介します。
株主優待
権利確定月:3月 年1回
保有数 | 3年未満 | 3年以上 |
---|---|---|
100株 | ¥500 | ¥1,500 |
500株 | ¥1,000 | ¥2,000 |
1,000株 | ¥1,500 | ¥2,500 |
権利区分は3つありますが、100株が高利回りとなります。更に3年以上の長期保有特典の対象となると優待額が3倍と恩恵が大きくなります。
ギフトカードは百貨店などで使用できるため利便性が高いです。大きな買い物をするために、ある程度貯めてから使用しています。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥925 | 2023年9月時点 |
100株 | ¥92,500 | |
株主優待 | ¥1,500 | |
配当金 | ¥2,000 | |
利回り | 3.78% |
投資金額は10万円未満で総利回りは約3.7%と中々の数字となっています。株主優待と配当金は安定的に出ているため検討しやすい銘柄ですね。
業績は例年良い数字ですが、株価のピークは2018年で約1,400円でした。その後2020年までは下降トレンドに入り約500円まで暴落しています。ただし業績の悪材料はそこまでなく、売られすぎの割安感から徐々に買いが入り、ようやく1,000円前後まで値を戻しました。
株価の低迷時も株主優待や配当金の株主還元は実施され続け、しっかりとした誠意が感じ取れます。株価も上値を目指す動きをしていますので長期的に保有をしたい銘柄です。