(株)ベネフィット・ワン【2412】
企業向けの福利厚生サービスを展開している企業で、ベネフィット・ステーションがメイン商品です。
どんな会社?
ベネフィット・ワンは”人と企業を繋ぐ”ことに長けており、福利厚生事業やヘルスケア事業を展開しています。主力は”ベネフィット・ワン”という福利厚生サービスです。
業界No1の会員数と売上高を誇っており、会社を運営する側からも、従業員からも人気のサービスです。ただ、提供サービスは使いこなせない程の膨大な量があります。
株式情報
本社は東京都新宿区に位置し、決算月は3月です。株主優待と配当金がそれぞれ出ていますので紹介します。
株主優待
権利確定月:3月 年1回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | ベネフィット・ステーション |
権利区分は100株のみで、ベネフィット・ステーションの会員権が得られます。福利厚生サービスは、当該”ベネフィット”とリロクラブが運営する”クラブオフ”の2社が多くのシェアを有していますが、重複しているサービスは多いものの、独自サービスを提供していることも多いため、両方に加入すると利便性がグッと高まります。
東京ドイツ村
ベネフィット・ステーションにしかないサービスの一つに千葉県にある”東京ドイツ村”の入場優待券があります。
一般料金は入園料800円(1名)と駐車料金1,000円(1台)ですが、入場優待券では入園料が無料になります。自動車で家族4人で入園した場合は、4人とも無料対象なので4,000円割引になります。駐車料金は変わらず1,000円の支払いが必要です。
ただし、入場優待券は200円で購入する必要があり、紙のチケットが後日配送させる仕様となっています。それでも200円は破格の安さなので、東京ドイツ村に行かれる際は是非とも利用をオススメしたい内容です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥1,052 | 2023年10月時点 |
100株 | ¥105,200 | |
株主優待 | ¥0 | |
配当金 | ¥3,600 | |
利回り | 3.42% |
株主優待はサービス利用なので0円と仮定していますが、上述したサービスの恩恵を得られた際は利回りが大幅に上昇しますので、ケースバイケースの価値です。配当金も重視しており、利回りは約3.4%と還元率は高い部類に位置しています。
株価は2021年に6,000円と最高値を叩き出しましたが、80%以上も値を下げ1,000円前後を推移しています。暴騰しすぎていた感は否めませんが、直近10年は売上高および利益は右肩上がりで、減配は一度もせずに増配を繰り返しています。
配当金は何よりの魅力ですし、福利厚生のベネフィットステーションに魅力を感じた方は検討されても良いと思います。