【2157】コシダカホールディングス 株主優待が届きました。

コシダカホールディングスから株主優待が届きました。

(株)コシダカホールディングス【2157】

カラオケまねきねこを展開している企業です。フィットネス事業も行っていましたが、2020年にスピンオフを実施し、カーブスという商号で新会社が設立されました。

目次

どんな会社?

凄まじい勢いで成長を遂げた”カラオケまねきねこ”ですが、飲食の持ち込みを禁止しているカラオケ店が多い中、あえて持ち込みOKを全面に出した戦略で多くの客層を獲得してきいました。

フードやドリンクで利益を出す業態では?と不思議に思うところですが、調理場を設けると必然的に人件費が嵩みます。このコストを下げることによって、より安価な料金設定が出来たのも軌道に乗れた要因の一つです。

利用者は割高なドリンクのオーダーが不要で、コンビニ等でペットボトルを購入できます。更に料金も安いのですからwin-winの関係が成り立ちます。このようなお客様視点を徹底したことによって、店舗数は630店舗以上まで急拡大しています。ビックエコーは約500店舗で、カラオケ業界の店舗数でNo.1の地位を確立しました。

株式情報

本社は東京都港区に位置し、決算月は8月です。株主優待と配当金がそれぞれ出ていますので紹介します。

株主優待

権利確定月:8月 年1回

保有数 3年未満 3年以上
100株 ¥2,000 ¥4,000
400株 ¥5,000 ¥10,000
1,000株 ¥10,000 ¥20,000

権利区分は3つに分かれており、100株の次は400株とハードルが若干高めです。3年以上保有した場合は贈呈額が2倍になるため長期保有を目指したいところです。

まねきねこ等の店舗で使用できる株主優待券です。 4,000円分もあるので楽しく遊べます。

まねきねこ等の店舗で使用できる株主優待券です。
4,000円分もあるので楽しく遊べます。

使用できるのは日本全国の「カラオケまねきねこ」や「まねきの湯」などです。使用制限は”1回の会計で5,000円まで”となっています。

2023年の優待券には”5名”と誤表記されていますが、正しくは”5枚”で一人で5,000円分が利用可能です。2018年まではお一人様あたり1,000円(1枚)までの制限がありましたが、2018年11月22日通知「株主優待制度の一部変更(利便性向上)に関するお知らせ」により、その制限事項が変更されています。

利回り

項目 金額 備考
1株 ¥1,056 2023年12月時点
100株 ¥105,600  
株主優待 ¥4,000  
配当金 ¥1,400  
利回り 5.11%  

カラオケ業界のトップに躍進しましたが、投資金額は約10万円と保有しやすいです。3年以上の長期保有であれば、株主優待と配当を合わせた総利回りは約5.1%と高還元銘柄となっています。

株価は一時1,400円まで上昇しましたが、売り攻勢が強く1,000円台に落ち着きました。底値は800円付近で、上値はまだまだ挑戦段階と思われます。売上高や利益は安定的に出ていますので、今後に期待したいです。

代表取締役社長

コシダカを一代で大企業にまで成長させた腰髙社長です。軟らかい雰囲気をお持ちで、とても好感が持てますね。

コシダカを一代で大企業にまで成長させた腰髙社長です。
軟らかい雰囲気をお持ちで、とても好感が持てます。

(参考:代表メッセージ  株式会社コシダカホールディングス

現社長は腰髙 博 氏で「カラオケまねきねこ」を急成長させた立役者です。起業家としてのカリスマ性は抜群のようです。

2022年8月に公表された有価証券報告書です。社長さん自ら多くの株式を保有しているのも好感度が高いです。

2022年8月に公表された有価証券報告書です。
社長さん自ら多くの株式を保有しているのも好感度が高いです。

コシダカを成長させたが故に株式も多く保有しています。個人名義で100万株なので、今回の1株14円の配当を考えると、配当金だけで1,400万円です。

また、筆頭株主である株式会社ヨウザンは腰髙家の資産管理会社で、社長には腰髙 美和子 氏が就任しています。2番目の株式会社ふくるも同様で、社長は腰髙 博 氏となっています。

上場企業にまで成長したわけですから、税金や相続対策も大変なことになっているでしょう。資産管理会社と個人名義を合わせると配当金だけでも毎年3億円超となり、夢のある話です。もちろん株主にも配当金という恩恵は存分に得られますし、このような株主構成となっていれば安定配当や増配にも大きな期待が出来そうです。

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