日本製紙(株)【3863】
ティッシュペーパーやトレイットペーパー、キッチンペーパーなどの製紙を取り扱っています。
どんな会社?
日本製紙は大手製紙会社である「王子製紙」から分離しています。かつては国内市場の約8割を握っていましたが戦後の財閥解体政策により、王子ホールディングスと日本製紙に切り分けられました。
製紙業界のトップ企業は王子製紙ですが、日本製紙も2位の地位を確立していますので、さすがは国内屈指の製紙企業といったところです。
家庭紙シェア
トイレットペーパーやティッシュペーパー等の家庭紙に限ると3業者が大半のシェアを獲得しています。
王子ホールディングス:ネピア、鼻セレブなど
日本製紙:スコッティ・クリネックスなど
大王製紙:エリエール、贅沢保湿など
どれも聞いたことがある超大手企業のブランドになりますが、個人的にはどのメーカーも高品質なので、そこまで大きな違いを感じられません・・・笑
スーパーで売られているものを購入といった思考になっています。ネット通販も主流ではありますが、家庭紙は輸送コストがかかりますので、いかに売り場に置いて貰えるかでシェア争いの構図は変わってきそうです。
株式情報
本社は東京都千代田区に位置し、決算月は3月です。株主優待品はどれも使いやすいですが、配当金は無配に転落していますので、それぞれ紹介します。
株主優待
権利確定月:3月 年1回
保有数 | 株主優待 |
---|---|
100株 | ¥1,000 |
権利区分は100株のみで、一律の家庭用品詰め合わせが贈呈されます。
ティッシュペーパーやトイレットペーパー、キッチンペーパー等で助かる日用品ばかりで、「スコッティ カシミア」などの高級ティッシュが入っているのも嬉しいです。
1点の単価は高くないので約1,000円相当としていますが、ボリュームたっぷりなので配送コストが気になるぐらいです。自社店舗を保有していればお買物券や引換券を贈呈するといったこともできますが、他企業との連携の方がハードルが高そうです。
家庭用品詰合せ
実際に頂いたティッシュペッパー等の株主優待品です。原材料高の影響がある中メインの商品は継続されており重宝しています。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | ¥931 | 2024年7月時点 |
100株 | ¥93,100 | |
株主優待 | ¥1,000 | |
配当金 | ¥1,000 | |
利回り | 2.15% |
一番の魅力だった配当金は2023年から無配に転落したことから、利回りは大幅に減少しました。一時期は1株80円の配当が出ていた時もありますが、30円~60円の推移が多く、直近では40円で推移していました。
株価は下降トレンドに陥ったまま抜け出せていない状況です。数年前は2,000円前後を推移し、2,500円を目指していましたが、2019年を境に大暴落し2022年には1,000円を下回るほどの低迷ぶりです。
大手企業のネームバリューは魅力ですので、原材料やエネルギー価格の暴騰等にどのように対応していくのか注視したいところです。復配による高配当のインカムゲインを期待しつつ、株価上昇のキャピタルゲインも狙える可能性も秘めています。
投資金額は約10万円と比較的保有しやすいので、業績を注視しながら判断していきたいです。