【5959】岡部　株主優待クオカードの到着（2020年）

2020年9月6日

岡部（株）【5959】

建設向けの製品を取り扱っている会社で、海外の進出も行っています。

また、自動車製品を米国へ輸出する事業も展開しています。建設との相関性は･･･？

どんな会社？

メインは建設関連製品を販売している会社で直近では売上高・営業利益は右肩あがりです。2020年東京オリンピックの恩恵もあったと思われます。肝心のオリンピックは延期になってしまいましたが･･･。

仮設工事の足場やコンクリート等を流し込む型枠等を販売していますが、構造材の販売が3割と大きなシェアを占めています。

建物が出上がってしまうと構造材は見えなくなってしまいますが、なくてはならない非常に重要な材料ですからね。

見えないところで多くの建物を守ってくれている重要な産業です。

建設業にも関わらず、自動車事業に乗り出しているのはなぜ･･･？と不思議に思いました。その内容がバッテリーとなっているのですから尚更疑問です。

調べてみると何てことはありませんでした。バッテリーの端子を製造しているようです。

これであれば建設で培ったノウハウは活かせると思いますが、全く違う分野に参入するのは生き残りに必須ですが、リスクも伴います。

営業利益の推移を見ていくと2015年は12億円の黒字でしたが、2019年は1億3,000万円の黒字に大幅下落しています。

理由としては米国工場の環境問題により稼働率が大幅に低下した模様です。

この問題がクリアでき稼働率が上昇傾向になれば良いのですが･･･。売上高としても全体の1割を占めるので影響度は比較的高めです。

株主優待は保有数に応じてクオカードが頂けます。配当金もコロナ禍の中でも出すとの通知が発出されました。

ただ、前期と比較すると半分ではありますが、株主還元への姿勢はありがたいですね。

権利確定月：6月　12月　年2回

上表の区分でクオカードが頂けます。

株主優待目当てであれば100株の500円が手軽ですね。

投資金額が10万円未満なのは魅力的に感じます。

配当金単体では約1.8％となりますが、従来であれば1株28円（年間）でしたので3.6％と高配当の部類でした。

東証一部に上場していますし、売上高・営業利益・当期純利益の数字も良いです。

コロナ禍でどのように動いていくのかを見極めながら、投資の選別をしたいですね。

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