東武鉄道(株)【9001】
関東の民間鉄道会社で、北関東を地盤にしています。路線付近の地域活性化も担っています。
どんな会社?
東武鉄道は東京エリアの池袋や押上を始発とし、伊勢崎や赤城、日光、宇都宮と北関東へ路線を伸ばしています。特に沿線観光には注力しており、日光エリアの充実ぶりは見事なものです。
移動手段は電車のみでも日光の観光や鬼怒川温泉ホテルなどメジャーなところを存分に楽しめる環境が整っています。
また、東京では”東京スカイツリー”を軸に再開発を進めており、社会的インフラかつ地域活性化の双方を担っている素晴らしい企業です。
ただ、東京スカイツリーの入園料の高さが個人的にはどうにかならないものかと思っていますが・・・。
株式情報
本社は東京都墨田区に位置し、決算月は3月です。株主優待と配当金がそれぞれ出ていますので、紹介します。
株主優待
権利確定月:3月 9月 年2回
保有数 | 乗車証 | 優待冊子 |
---|---|---|
100株 | 2枚 | 1冊 3月期のみ |
200株 | 1冊 | |
600株 | 6枚 | |
1,000株 | 10枚 | |
2,000株 | 20枚 | |
3,000株 | 30枚 | |
4,000株 | 40枚 | |
5,000株 | 50枚 | |
5,800株 | 定期券 | |
11,600株 | 50枚+定期券 |
権利区分は100株~11,6000株までと幅広いですが、お目当ての物は株主優待冊子なので、100株もしくは200株がおすすめです。
株主優待冊子には、東京スカイツリーの割引券や東武動物公園の入場券が綴られており、人気が高いのは”東武動物公園”の入場券と割引券(各種パス500円引き)です。料金は以下の表をご覧ください。
項目 | 通常料金 | 株主優待 |
---|---|---|
入園料 | \1,900 | 無料 |
アトラクションパス | \3,400 | 500円割引 |
アトラクションパスセット | \5,300 | – |
東武動物公園は、動物園や遊園地、プールが一緒になった複合施設で、入園するだけでも高めに設定されています。それが株主優待券で無料になるのが人気の一つです。入園料+アトラクションパスをセットで購入しても割引されない積み上げ方式なので、より株主優待の恩恵が大きくなります。
それ以外には、東京スカイツリーの休日「展望デッキ・展望回廊」が3割引(3,800円→2,650円)になるものが綴られていますが、そもそもスカイツリーのお値段が高くて行く気がしません・・・笑
あとは、東武ストアのお買物券100円引きが10枚付いてきます。1,000円のお会計毎に1枚という制限付きですが、よく利用される方には嬉しい内容です。
利回り
項目 | 金額 | 備考 |
---|---|---|
1株 | \2,564 | 2025年1月時点 |
100株 | \256,400 | |
株主優待 | \5,400 | |
配当金 | \5,500 | |
利回り | 4.25% |
株主優待の価値は、東武動物公園の入園料1,900円×3枚のみを仮定して、5,400円としています。配当金も単体で2.1%出ているため、総利回りが約4.2%と魅力的な数値となっています。
株価はアップダウンが意外とあり、2,500円~4,000円のレンジ幅で動いています。2025年1月時点では、底値に近い株価になっているので、検討するタイミングにはピッタリです。鉄道系の社会的インフラなので業績も安定していますし、配当金も基本的には上昇傾向です。