【9861】吉野家ホールディングス 株主優待券が届きました。

吉野家ホールディングスから株主優待が届きました。

(株)吉野家ホールディングス【9861】

株主優待を活用する投資家にとって、ほぼ必須とも言える銘柄です。知名度の高さ、便利な株主優待、そして国民食としての人気——この三拍子がそろった吉野家は、多くの投資家に支持される牛丼チェーンです。

目次

吉野家ホールディングスとは?

紹介するまでもなく、超有名企業です。老舗ブランド「吉野家」を展開し、1899年の創業以来、日本国内外で広く展開されています。国内の牛丼チェーン市場で第2位の規模を誇り、牛丼以外にも「はなまるうどん」などのブランドを傘下に持つグループ企業です。また、海外展開にも積極的で、アメリカやアジア諸国にも店舗を構えています。

さらに、吉野家ホールディングスはラーメン事業の拡大にも力を入れています。2024年にはラーメン店向けに麺やスープを製造する企業を買収し、ラーメンを「牛丼」「うどん」に次ぐ第3の柱として位置づけました。2029年度までにラーメン事業の売上高を400億円に拡大する計画を掲げており、積極的なM&Aを通じて市場シェアの拡大を目指しています。

吉野家

名前の通り、吉野家を運営する企業です。連結売上の約半分を占めるのが、本家である牛丼の吉野家であり、国内外に広く店舗を展開しています。

国内店舗は1,259店と圧倒的な規模を誇りますが、注目すべきは海外展開です。2025年3月時点で海外店舗数は989店となっており、国内とほぼ同規模の市場を確立しています。今後も海外事業の基盤強化を進め、グローバル市場でのさらなる成長を目指しています。

はなまるうどん

うどんを提供する「はなまるうどん」は、知名度抜群の人気チェーンです。

かけ小(150円+税)のコストパフォーマンスの高さで支持されていましたが、昨今の社会情勢により値上げを余儀なくされ、2025年1月23日から税込360円に改定されました。

一方、競合の丸亀製麺では「かけうどん(小)」が320円で提供されており、価格面では丸亀製麺の方が安価です。ただし、はなまるうどんは低価格ながらも幅広いメニュー展開を強みとしており、引き続き根強い人気を誇ります。

また、カレーうどん専門店「千吉」も展開しており、独自のスパイスとだしを組み合わせたカレーうどんが人気です。

ラーメン

牛丼・うどんに続く新たな収益源として、ラーメン事業を強化しています。2024年5月には、ラーメン店向けに麺やスープを製造する宝産業を子会社化し、ラーメン市場への本格参入を果たしました。

これまでにも、2016年にせたが屋、2019年にウィズリンク(「ばり嗎」「とりの助」などを展開)を買収しており、ラーメン業態の拡大を進めています。独自のブランド展開を進めるほか、既存の牛丼・うどん事業との相乗効果を狙った商品開発も活発化しています。

今後は国内外での店舗展開を加速させ、ラーメン市場における存在感を高めていく方針です。

株式情報

本社は東京都中央区にあり、決算月は2月です。吉野家ホールディングスでは、全国のグループ店舗で使える株主優待を提供しており、利便性の高い内容となっています。また、配当金は安定的な水準を維持しており、長期的な利益還元を重視しています。

株主優待の内容と特典

権利確定月:2月・8月(年2回)

保有数株主優待
100株¥2,000
200株¥5,000
1,000株¥6,000
2,000株¥12,000

全国のグループ店舗で使えるお食事券を株主優待として提供しています。特に200株保有で年間10,000円分の優待が受け取れるため、日常の食費節約にも活用できる点が魅力です。店舗数が多く、利便性の高い株主優待として人気があります。

吉野家ホールディングスの株主優待券です。1枚500円券です。
1枚500円のお食事券がいただけます。

株主優待のお食事券は、1枚500円分として発行されており、吉野家の牛丼並盛(約500円)とほぼ同額のため、使いやすいのが特徴です。

手軽に利用できるため、日常の食事に適しており、はなまるうどんなどのグループ店舗でも活用できます。

配当金と利回りの最新情報

項目金額備考
1株¥3,1642025年5月時点
200株¥632,800 
株主優待¥10,000 
配当金¥4,000 
利回り2.21% 

不採算店舗の売却により売上高は減少しましたが、利益は安定的な黒字を維持しています。株価も堅調に推移しており、最近は3,000円を超える場面が多く、年初来高値は3,435円を記録しました。

配当金は近年増加傾向にあり、2022年2月期は年間10円でしたが、2025年2月期には20円まで引き上げられました。予想では2026年も同水準を維持する見込みで、配当利回りは約0.64%となっています。

株主優待は魅力的な内容ですが、投資金額が高いため、総合利回りは約2.4%と市場平均よりやや低めの還元率です。それでも、吉野家HDの株主優待は使い勝手が良く、多くの株主優待族が保有を継続しています。

優待券の交換方法(レトルト食品)

吉野家が実施している株主優待と商品交換の引換情報です。
株主優待券と引き換えで商品との交換も可能です。
牛丼は保存食にもなるので災害時も心強い食品です。

店舗での利用が難しい方に向けて、牛丼などのレトルト食品との交換が可能です。交換できる商品は、牛丼や豚丼をはじめ、焼鶏丼や親子丼など、定期的にラインナップが変更されることがあります。特に吉野家のレトルト牛丼は評判が高く、スーパーでも販売されるほど人気があります。

交換手続きは、未使用の優待券を同封の封筒に入れて返送する形となりますが、切手代は自己負担となるため注意が必要です。一般的に、株主優待の交換商品を提供している企業は返送費用を無料にしているケースが多いですが、吉野家の場合は株主数が非常に多いため、経費の負担を考慮するとこの対応はやむを得ないのかもしれません。

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